いかがでしょうか。細かく情報集めをしていれば、会社選びで失敗する可能性を低くすることができます。
さらに詳細な情報を知りたい方は、各社ごとに特徴やプランなどの情報を詳しくまとめたページを用意していますので、あわせてチェックしてみてください。もちろん公式サイトのチェックも忘れずに!
ここから先は会社選びのポイントなどもご紹介しているので、ぜひ参考になさってください。
北上市の魅力&岩手で注文住宅を建てる際の注意点!

私たちが住む北上市についてご紹介します!田舎ですが、住みやすく魅力ある街なので小さなお子さまがいるご家庭も長く住み続けられる街です。
北上市の魅力
北上市は岩手県南西部に位置する街です。海というより山のほうが近いエリア(内陸部)になります。2020年5月時点で人口は約9万人、県庁所在地である盛岡市や伊達政宗ゆかりの地で知られる奥州市などに次いで5番目に多い人口です。
昔は田畑だらけの農業地域だった北上市ですが、都市部への人口流出を防いで定住人口を増やすため、岩手県のほかのエリアよりも早くから「工業振興」を掲げて企業誘致に努めたのだそうです。これにより180社以上もの企業の誘致に成功し、今では東北地方の中でも有数の工業の街に成長を遂げました。
加えて市内には東北新幹線や東北自動車道が通っており、北上市は流通の拠点としても発展しています。この立地のおかげで、企業も人も集まる賑やかなエリアになっていったようですね。
特に近年は北上駅周辺にマンションやホテルも数多く建設され、住宅地としても人気が出ています。教育機関も揃っているため、学生さんも多い印象です。
岩手の中ではそれほど広くありませんが、国の重要文化財に指定された遺跡や桜の名所も多数存在し、歴史と自然を感じられるスポットもあります。
個人的な意見ですが、北上市の魅力はなんと言っても「程よい田舎」という点です。交通の便が悪かったり、騒音・大気汚染といった公害問題があるなど、田舎すぎても都会すぎても不便なところは出てきます。
北上市はそういった点で何事も生活に丁度良い街だと感じています。
岩手の気候&家を建てる際の注意点
岩手県に実際に家を建てる際、いくつか注意点があります。岩手の土地ならではの特徴を知っておくと、プランを立てやすくなるので知っておいて損はありません。
当然ながら岩手県は寒さが厳しく積雪量が多い地域です。海から離れた盛岡市でさえ、年平均気温はなんと10.2℃と、全国で2番目に低い気温となっています。
国土交通省の調べ(2012~2016年)によると、積雪寒冷地域の累積降雪量が平均345㎝なのに対して、岩手県はそれを大きく上回る409㎝。国内の雪が積もる地域の中でも特に積雪量が多いことが分かりますね。
ちなみに内陸部か沿岸部かによって、県内でも積雪量は異なります。盛岡と大船渡の積雪量では実に3倍以上もの差があり、奥羽山脈に近い盛岡のほうが海に近い宮古や大船渡よりも雪が降ります。
また長く地元に住む方ならご存知のとおり、東北地方は台風も毎年経験する地域です。九州地方に比べれば少ないものの、大型の台風が上陸した年には浸水や破損などの甚大な被害が出たこともあります。
2011年には東日本大震災が発生し、改めて岩手を含む東北も決して安全な地域ではないことが証明されてしまいました。
以上のことから、岩手県にマイホームを建てるなら「寒さ・災害に強い家」が必要になるということが分かります。内陸部より雪が少ないとはいえ、毎年の降雪量は異なるので、沿岸部へのマイホーム建設をお考えの方も、同じように高断熱・高気密仕様の家が不可欠です!
北上市は内陸部なので、沿岸部よりも雪は多くなるかと思います。一年中快適に生活するためにも質の良い住まいを手に入れましょう!
ポン
- 北上市は岩手県南西の内陸部にある工業都市
- 交通の便が良いものの、歴史や自然を感じられるスポットもあり、田舎すぎず都会すぎず暮らしやすい
- 沿岸部よりも雪が多いため、寒さや災害に強い家を建てることがポイント
注文住宅と分譲(建売)住宅はどちらがおすすめ?

注文住宅と分譲(建売)住宅、どちらが良いのかと最初のうちは迷ってしまいますよね。どちらにもメリット・デメリットがあるので、よく考えて希望の条件に合うほうを選択すると良いでしょう。
注文住宅の特徴やメリット・デメリット
注文住宅は、間取りや使う資材など設計プランを自由に決めて建てる住宅です。特に大手のハウスメーカーはセミオーダー式のプランも提案しており、人気を集めています。
ちなみにセミオーダー式とは、ある程度形になった基本プランから好みのものを選び、仕様や一部デザイン・間取りなどをカスタマイズできるようなもの。完全自由設計よりもコストを抑えつつ、自分好みにできるところがポイントです。
【メリット】
・プランの自由度が高い…間取りやデザイン、設備といったものが自由に決められるのが注文住宅の一番の強みです。
・建築過程を確認できる…すでに完成した状態で販売する分譲住宅とは違い、建設中の現場を実際に見学することができます。無いと信じたいものですが、手抜き工事のリスクを減らすことにつながり安心です。
・施工業者を選べる…注文住宅の場合、自分で施工してほしい会社を選ぶことができます。
【デメリット】
・建築費が高い…ゼロからプランをつくるため、こだわりが強ければ強いほど費用がかかってしまいます。反対に不要なものは削れるので、コストダウンを図ってうまくバランスを保つと良いでしょう。
・時間がかかる…注文住宅の場合、土地を持っていない方は土地探しから始まります。プランを初めからつくるので、打ち合わせなどにも時間がかかり、引渡しまでの時間が長くなります。
・多少建築の知識が必要…完全自由設計(フルオーダー)の場合は特に、建築に関する知識が多少必要になります。プロほどではなくとも、建築の知識を身につけておかなければスムーズに計画を立てることが難しくなります。
分譲住宅の特徴やメリット・デメリット
分譲(建売)住宅は、土地とセットで販売されている家のことです。広い土地を複数の区画に分けて一気に家を建てるタイプで、周辺一帯に似たような仕様の家が立ち並ぶのが特徴です。
【メリット】
・大量生産型だから安い…分譲住宅はいわゆる大量生産型。周辺に似た仕様の住宅を建てるために資材の一括注文&輸送をおこなうので、結果として一邸ごとのコストが低くなります。
・街並みが美しい…周辺に似たデザインの住宅地ができることで、統一感のある美しい街並みに仕上がります。
・入居までが早い…分譲住宅のほとんどは完成済みの物件を販売するので、内見して気に入ればすぐに購入することが可能です。土地付きで価格も決まっているので、資金計画が立てやすく、入居までの時間が短くなります。
【デメリット】
・プランの自由度は低い…すでに決まったプランで建てられるので、自分で好きなデザインや間取りに変更することができません。
・周りに同じ家ばかり…大量生産型であるが故に、周辺に似たようなデザインの家が並びます。デザインにオリジナリティを求める方にとってはデメリットに感じるでしょう。
・建築過程が確認できない…分譲住宅は建築済みのものを販売しているので、建築の様子や過程を自分の目で確かめることができません。
選ぶなら注文住宅がおすすめ!
注文住宅は費用が高くなりがちですが、好きなデザインや間取りだと愛着も湧きますし、ご家庭にあった設備を取り入れることで生活の快適性がぐんとアップします。せっかく家を建てるなら、注文住宅をおすすめです。
ポン
【注文住宅の特徴】
- プランの自由度が高い
- 建築過程を確認できる
- 施工業者を選べる
- 建築費が高い
- 完成までに時間がかかる
- 多少建築の知識が必要
【分譲住宅の特徴】
- コストが抑えられる
- 街並みが美しい
- すぐに入居できる
- 自分で好きなデザインや間取りに変更できない
- 大量生産されるため、周りに同じような家ばかり並んでいる
- 建築過程が確認できない
ハウスメーカーと工務店はどちらがおすすめ?

ハウスメーカーと工務店、どちらにすべきかというのは、人それぞれです。特徴、メリット・デメリットをまとめてみたのでぴったりのものを選びましょう!
ハウスメーカーの特徴やメリット・デメリット
ハウスメーカーは全国に拠点を持ち、事業展開している住宅会社です。資材の大量注文、自社工場を持つ会社なら大量生産をおこない、現場での施工工程を減らすやり方が多く、コストの削減と性能の均一化を図っています。
【メリット】
・品質が安定している…同じ資材を大量生産するので、品質が均一で安定しています。最新の設備と性能を兼ね備えつつ、万人受けするデザインでほっとする家に仕上がります。
・工期が短く済む…規模やデザインにもよりますが、平均3~5か月程度と比較的短い期間で建てることができます。工場であらかじめ資材をカットするなど現場での建築工程を減らす工夫がされているので短く済むところが多いようです。
【デメリット】
・コストが高い…大々的な広告やモデルハウスの建設・維持などで宣伝費がかかります。その分、建築コストも高くなりがちです。
工務店の特徴やメリット・デメリット
ハウスメーカーより地元に密着したサービスをおこなっているのが工務店の特徴です。企業規模が小さい会社がほとんどですが、使う資材の自由度が高く、設計から施工まで一貫して依頼できます。
【メリット】
・コストが低い…ハウスメーカーのような宣伝費がかからない分、建築コストを安く抑えることができます。自社施工をしている会社なら中間マージンを省くこともでき、さらに安くできる可能性が高いです。
・自由度が高い…コストを下げるために基本プランを用意しているハウスメーカーと違い、使う資材も自由に決められます。
【デメリット】
・会社の見極めが難しい…工務店は良し悪しを自分で判断して選ばなければならず、見極めが難しいところがあります。職人の技術も会社によってまちまちですし、特に小さな工務店は施工品質などの評判も分かりにくいので注意が必要です。
選ぶならハウスメーカーがおすすめ!
「こだわりはそれほど強くないけど性能・デザインを良いものにしたい」、「注文住宅を建てたいけど、忙しくてなかなか施工会社選びや打ち合わせに出席できない」という方には特にハウスメーカーがおすすめです。
また、ハウスメーカーと工務店のどちらでも、将来的なアフターメンテナンス・サポートをしっかり受けられるような会社を選んでおくとより一層安心です。
ポン
【ハウスメーカーの特徴】
- 品質が安定している
- 工期が短く済む
- コストが高い
【工務店の特徴】
- コストが低い
- 自由度が高い
- 会社の見極めが難しい
メンテナンスを踏まえた家選びをしよう♪

メンテナンスの重要性
家の快適性を保つためにも、メンテナンスは非常に重要かつ欠かせない存在です。たとえば、外壁の汚れ、屋根瓦の剥がれ・浮きなど一か所の劣化をそのまま放置していると、家全体の劣化を早めてしまう恐れがあります。
家全体が劣化してしまうと、家にもともと備わっていた耐震性や断熱性が十分に発揮できなくなり、長く住み続けるのが難しくなります。最悪の場合、災害が発生したときに危険な目に遭う可能性も高くなります。
どんなに優れた家でもきちんと手入れやメンテナンスをしなければ、時間が経つにつれてどんどん劣化します。日々のメンテナンスを怠らず、常に美しく異常のない状態を維持し続ける必要があるのです。
外壁
外壁は30℃を超える猛暑や、まつ毛も凍るような寒さの中晒されている部分。その分、劣化もしやすい部分と言えます。
もし外壁の汚れやヒビをそのままにしてしまうと、小さな隙間から雨水が入り込み、内部の腐食が始まります。腐食すると耐震性が落ちたり、害虫が発生する原因にもなりますし、カビの発生で健康被害が出るかもしれません。
そうならないためにも外壁は常にチェックし、補修箇所があればすぐに作業をする必要があります。
ちなみにメンテナンスのしやすさと耐久性で選ぶなら、タイルが一番おすすめです。補修作業をした際も、圧倒的に費用を抑えられるので繰り返しのメンテナンスに強いのもうれしいポイントです。
屋根
外壁と同じく、屋根も一年をとおして太陽光や雨風に晒される部分なので劣化しやすい場所です。屋根は太陽光の熱で資材の一部が曲がってしまったり、湿気で伸縮するなどして剥がれや割れ、浮きが発生します。
スレート屋根や、金属などさまざまな種類の屋根材が存在しますが、一番のおすすめは陶器瓦です。陶器瓦は高寿命かつほとんどメンテナンスが不要なので、お金も手もかかりません。
水回り
水回りは手を洗ったり、野菜を洗ったり、うがいをしたりと直接体に入るものを扱うような場所です。常に清潔に保つためにも、やはり水回りは常にお手入れしやすい環境を整えておくべきではないでしょうか。
そのためには水回りは常に清潔感が重要になりますので、汚れにくいものや手入れのしやすい素材のものを選びましょう。
メンテナンスに強みのある注文住宅を選ぼう
以上の理由からメンテナンスがどれだけ重要なものか改めて分かりますね。メンテナンスをすることで快適性を損なわず長く住み続けることができます。
メンテナンスのしやすさは、資材の選び方に注意するだけでも変わります。メンテナンスを考慮した家選びをしなければ、あとで余計なメンテナンス費用が増えたり、繰り返しの工事で見栄えが悪くなることにもつながります。
メンテナンスまで信頼できる業者に施工の依頼をすると良いでしょう。
ポン
- 家は建てた後の定期的なメンテナンスが必要不可欠
- メンテナンスを怠ると、家全体の劣化を早める恐れがある
- 将来的なことも考え、メンテナンスに強みのある業者を選ぼう
注文住宅メーカーを選ぶ上でのポイント!

注文住宅メーカーを選ぶ際に、必ずチェックしておきたいポイント5つをまとめてみました!
メンテナンス
メンテナンスをすれば長く快適な生活を続けることができます。とはいえ、毎日の忙しい日々の中でメンテナンスを自力でおこなうのは難しいもの。
修繕の技術がないばかりか、素人目では良し悪しの判断がつかないこともあり、最適なメンテナンスがおこなわれないまま時間が経ってしまうケースも非常に多いようです。
こうならないためにも、最初からメンテナンスに時間や手間がかからない高品質仕様にすれば、万事解決!何度も繰り返してメンテナンスをしなくて良いので、外観を崩さず、費用もかかりません。
アフターメンテナンス(保証)
先述したとおりマイホームに長く安心して住み続けるためにも、メンテナンスは欠かせません。そのため、しっかりとアフターサポートやメンテナンスをおこなっている会社であることが、住宅会社選びのまず第一条件です。
外壁や屋根、水回りなど、メンテナンスにはかなり費用がかかるものなので、普段からよくチェックして、故障や不具合があればこまめに直すことが大切です。メンテナンスに強い家はもちろんのこと、対処・修繕の実績を持つ会社であればいざというときも安心して頼めそうですね。
住宅性能
家を建てる際は見た目だけではなくもちろん性能面も大切です。地震や台風が来ても耐えられるかどうかは、日本の住宅に最も求められる条件と言えます。
特に降雪量の多い岩手県は冬場の寒さが厳しいため、断熱性・気密性にも優れていなければなりません。雪の重さに耐えられる丈夫な家であることも忘れてはいけないポイントです。
各社の家がどのようなシステムを搭載しているのか、使用している構法は何かなど注目してみると良いでしょう。
実績
これまでにどのような家を建てたのか、実績を確認しましょう。もしかしたら自分の建てたい家に近い設計の家や、理想のプランをすでに実現しているかもしれません。
豊富に実績と経験を持つ会社なら、それだけ理想を可能にする力と引き出しを持っていることになります。似た形の家をすでに作ったことがあれば、理想のデザインと無理のない生活動線を意識したプランをスムーズに提案してくれるはずです!
見学・内覧
時間がない方も多いと思いますが、できるだけ見学・内見には参加しましょう。写真で見るのと実物を目で見るのとでは、ずいぶんと印象が違うこともあります。
これこそまさに「百聞は一見に如かず」!写真や口頭での説明、設計書だけでは分からないことも一度見て理解できる部分が出てきます。
何度も見学・内覧をしていれば目が肥えるので、自然と良い会社・悪い会社が分かるようになるので見学・内覧は外せません。
また、モデルハウスやショールームを用意している会社は珍しくありませんし、体験宿泊ができるタイプのものもあります。これから一生に一度の大きなお買い物をするのですから、遠慮せず体験してみることをおすすめします。
ポン
【注文住宅メーカーを選ぶポイント】
- 保証やアフターメンテナンスが充実しているか
- 雪の多い岩手県でも快適に暮らせる優れた住宅性能を備えているか
- 豊富な実績があるか
- 見学会や内覧会、宿泊体験には積極的に参加しよう
まとめ
住宅会社選びは時間も手間もかかって苦労するものです。しかし、苦労して選ぶほど後悔のない選択ができます。
住宅会社を選ぶ際は、しっかりと各社の話を聞いて、慎重に判断する必要があります。
私たちにはまだ子どもはいませんが、今後家族が増えても困らないようにと、建設前から何事もしっかりと夫婦で相談して決めました。ご家族との話し合いもとても大切なので、忙しくてもなるべく相談の時間をつくるようにすると良いですよ。
岩手県北上市は内陸部で雪が多く、冬場は足元の悪い状況が長期間続く地域ですが、住みやすくて活気のある良い街なので、ぜひ皆さんも満足いく家を建ててほしいなと思っています!